ピエモンテ州


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列車の概要++

ピエモンテ州はイタリア北西部、アルプスの麓にあって、フランスとスイスに国境を接するとても魅力的な地域である。州都トリノをはじめ、ピエモンテ州内には豊かな芸術や文化を誇る都市が点在する。ユネスコの世界遺産にも登録される宮殿ヴェナリア・レアーレ、山々にいく筋もあるスキースロープは全長約2000kmにも及び、夏になると恰好のトレッキングポイントとなる。国立公園や庭園、マッジョーレ湖に代表される湖群など自然の美しい穏やかな地域でもある。もちろん、ユニークな食文化はこの地域をさらに魅力的なものにしている。たとえば、アルバのホワイト・トリュフや数々のワイン(バローロ、バルバレスコ、バルベーラ、アスティ・スプマンテ)はいずれも世界に知られたピエモンテ州の特産品である。

さあ、ピエモンテ州発見の旅へと出かけよう!

クーネオ ⇒ ラッコニージ ラッコニージ ⇒ トリノ トリノ ⇒ ヴェルチェッリ ⇒ ノヴァラ ノヴァラ ⇒ マッジョーレ湖(ストレーザ)


クーネオ ⇒ ラッコニージ

ピエモンテ州の北西部はフランスと国境を接しており、フランス・ニースからメルヴェイユ観光列車(Train des Merveilles )に乗って約2時間47分で、クーネオに到着する。アルプスの山々に囲まれた雄大な風景が広がるこの町には、豊かな自然を体感しながら、この土地ならではの彩りと香りを楽しもうという多くの人々が訪れる。クーネオという名はラテン語の「楔形」に由来する。町がジェッソ川とストゥーラ川の合流地点に楔形のように発展した。1198年に戦略的な軍事拠点として町が築かれたため、数世紀にも渡って幾度となく包囲されることもあった。

町の中心、広く大きなガリンベルティ広場から散策を始めよう。広場では毎週火曜にマーケットが開かれ、このマーケットは中世アーケードが残される旧市街の中心ローマ通りまで続く。広場の近くにある大聖堂は、町が築かれた時代のサンタ・マリア・デル・ボスコ教会だ。ローマ通りを歩いて、サンタ・マリア教会やバロック様式の美しいサンタンブロジオ教会まで歩こう。市庁舎やシビック塔、司祭館ヴェスコヴァド、ロヴェラ宮、ダンドンノ宮、ジョバンニ宮(かつてのブラザーフッド教会)も訪れたい。

かつてサン・フランチェスコ教会と修道院であった建築物がヴァージニオ広場にある。2011年に改修工事が行なわれ、一部は歴史や民俗学に関する市立博物館になっている。教会はピエモンテ州独特の建築様式で建造されており、現在は文化イベントなどの会場としても使用されている。

クーネオの最大の見どころは、古いユダヤ人地区(Contrada Mondovì)。散策しながら、この町の最初の市庁舎として使用されていたという小さな邸宅や、シナゴーク(ユダヤ教の礼拝堂)、あるいは1320年に建造されたセバスティアーノ教会などを巡ろう。ポルティコのアーケードではブティック、雑貨や手工芸品を売るショップが営業し、フリーマーケットなども開かれる。クーネオのモダン地区を歩いて町の東側まで行けば、緑溢れるプロムナード(Viale degli Angeri)へと辿りつく。

午後は、列車で約44分のトリノ郊外ラッコニージへ。サヴォイア家の夏の離宮だった王宮ラッコニージ城に行こう。もともと城砦だったが、後に狩猟宮殿として利用されていた。1階部分と居住空間であった2階部分、大きなキッチンと礼拝堂を見学できる。温室のある庭園を訪れるのも忘れずに。19世紀の刺激的な雰囲気を髣髴とさせる典型的な建築物、ネオゴシック様式のMargherie Realiも見逃せない。ラッコニージに1泊してからトリノへ移動して旅を続けよう。

旅のヒント:文豪ヘミングウェーが1954年にクーネオを訪れた際に絶賛したのが、ラム酒入りののプラリネ。香り高いチョコレートにコーティングされたこの銘菓、クネージはぜひとも味わいたい。このほか、クネオ・サラミ、すべての原産地名称保護食品(PDO)、ピエモンテーゼ・チーズ、クネオの特産品である栗のクリーム、マロン・グラッセ、栗のクネオケーキ、スモーク・トラウトなども、見過ごせないこの地域の特産品。

www.cuneoholiday.com

ラッコニージ ⇒ トリノ

朝食後、ラッコニージから列車でトリノへ。所要約28分でアクセスできる。トリノはイタリア統一後、最初の首都だった都市で、ヨーロッパでもっとも美しい都市のひとつと言われている。ユネスコの世界遺産にも登録されるサヴォイア家王宮群や、芸術的にも歴史的にも貴重な作品群を転じする美術館の数々、都市の背後には万年雪を頂く連峰が広がるなど、チャーミングな都市である。

ガイドと巡るウォーキングツアーに参加しよう。散策は美しいカステッロ広場周辺から。有名なサバウダ美術館のあるサヴォイア家の王宮パラッツォ・レアーレ、レジオ劇場、サン・ロレンツォ教会など、市街地に見どころが集中している。ポー通りの回廊(ポルティコ)を通って町のシンボルである大きな塔モーレ・アントネリアーナへ。ここは国立映画博物館になっており、その充実した所蔵品の数々により、世界的にみても大変重要な博物館のひとつに数えられている。

トリノはチョコレートの都でもある。「神の食べ物」と呼ばれたチョコレートは、ここトリノで初めて固形となった。各店自慢のチョコレートの試食を忘れずに。エレガントな通りやサン・カルロ広場などの広場を通り過ぎると、カリニャーノ宮殿や科学アカデミア宮殿など、イタリアのもっとも上品なバロック様式の建築群を見るだろう。

バスに乗って世界最大規模の王宮ヴァナリア・レアーレへ行こう。壮麗なヴァナリーア王宮には、王宮群と美しく広大な庭園が過去の輝きを忠実に再現されている。

2日目は、ガイド付きウォーキングツアーに参加して、ローマ地区から絵のように美しく彩りも鮮やかなポルタ・パラッツォと呼ばれる、ヨーロッパ最大規模の屋外マーケットまで歩こう。近くにはコンソラータ広場があり、コンソラータ聖所記念堂やとても小さな、でも世界的にも長い歴史を誇るカフェがある。このカフェ「アル・ビッチェリン」で、トリノのご当地ドリンク、ビチェリン(ホットチョコレートにミルクコーヒーを加えたもの)を飲みながら一休み。カステッロ広場へと戻る時、聖骸布が保管されるサン・ジョバンニ・バッティスタ大聖堂や、世界に2つしかないエジプトの美術と文化に焦点を当てたエジプト博物館にも立ち寄りたい。

美しくのんびりとしたバレンティーノ公園へと出かけて、タイムスリップしたかのような「中世村」とバレンティーノ城へ行こう。バレンティーノ公園の近くで専用のボート(ヴァレンティーノ2号、あるいはヴァレンティーナ2号のどちらか)に乗って、自動車博物館までポー川クルーズを楽しもう。同博物館には、1769年から最近までの試作品、80もの異なる製造会社の約200ものオリジナルモデルの車が展示されている。展示品の希少価値と面白さで、このタイプの博物館としては群を抜いている。

その後、リンゴット地区へも出かけたい。自動車メーカー、フィアット(FIAT)のかつての自動車工場は今やショップやギャラリー、映画館、そしてジョバンニ&マレッラ・アニェッリ美術館が入居する複合センターになっている。巨大ストア、イータリー(Eataly)は高品質な食材や食品を販売している。そして、カルパーノ博物館では、トリノのベネデット・カルパーノが発案したという、スパイスで香り付けした白ワイン、ベルモットの秘密を探ろう。

旅のヒント:「トリノ+ピエモンテカード」は必ず手に入れたいアイテム。このカードがあれば、ピエモンテ地域にある180以上もの美術館・博物館に無料で入館できる。ホップオン・ホップオフ観光バスを利用して効率よく観光地を巡るのもいいだろう。

www.turismotorino.org

トリノ ⇒ ヴェルチェッリ ⇒ ノヴァラ

4日目は、豊かな文化と芸術に育まれた古都ヴェルチェッリへ。トリノから列車で約46分で到着だ。

早速、旧市街の散策を楽しもう。ここには、芸術的な傑作の数々が信じられないほど密集している。市街地には3軒の美術館があり、いずれも質の高い展示を行なっている。ボルゴーニャ絵画館(ピエモンテ州で2番目に古い絵画ギャラリーで、地域の画家の作品を中心に展示)、レオーネ博物館(先史時代からの考古学的あるいは歴史的な展示)、そしてドゥオーモの宝物館(貴重で神聖な展示品を収蔵) である。

ヴェルチェッリには古代にその起源をみる貴重な教会がいくつもある。サンタンドレア聖堂は、ロマネスク様式とゴシック様式が融合した珍しい建造物。ドゥオーモ(教会堂)には銀や金で鍍金した木製の十字架像が掲げられている。また、画家ガウデンツィオ・フェッラーリが描いた内部のフレスコ画のある聖クリストフォロ教会も見所のひとつ。ランチはこの地域ならではの郷土料理を食べよう。パニッサは地元で収穫した米を使った料理で、ヴェルチェッリのリゾットと呼ばれている。

ランチの後は、聖ガウデンツィオ大聖堂を見にノヴァーラへと出かけよう(所要約12分)。堂々としたクーポラ(ドーム)が特徴的。聖堂と古代の洗礼堂をはじめ、現代美術館のある旧市役所とその中世風の中庭を巡ろう。最後にカンポレッリ社の焼き菓子ビスコッティ・デ・ノヴァーラをお土産にどうぞ。

www.atlvalsesiavercelli.it | www.turismonovara.it

ノヴァラ ⇒ マッジョーレ湖(ストレーザ)

最終日、列車に乗って約1時間13分のストレーザへ出かけよう。ストレーザは、イタリア北部マッジョーレ湖畔の5000人ほどが暮らす小さな町。マッジョーレ湖を望むロマンティックな風景とこの地の歴史的、建築的魅力は尽きない。

ストレーザは4つの区域に分けることができる。マッジョーレ湖岸沿い、ボッロメオ一族の島々、起伏のある丘とモッタローネ山の人気のスキーリゾートを含む山岳部、そして山の東側の麓に広がる牧草地とアルピニア植物園だ。

マッジョーレ湖にある美しい島々を巡って、のんびりとした1日を過ごそう。ストレーザと島々はボートで結ばれている。

湖に浮かぶベッラ島。見事なバロック様式の宮殿と壮大な美しい庭園がマッジョーレ湖の風景をより魅力的にしている。ボッロメオ一族のかつての栄華が今でも容易に想像できるだろう。ボッロメオ一族の島々でもっとも大きなマードレ島は、手入れの行き届いた庭園と宮殿内の豪華な内装が、島を訪れる人々をエレガントな気分にさせてくれるだろう。ペスカトーレ島は、路地に典型的な白壁の家々がずらりと並ぶ絵のような美しさを称えている。島の名の由来でもある漁師(ペスカトーレ)という単語は、ここに暮らす人々の伝統的な職業に由来しているのだ。

旅のヒント:散歩におすすめなのが、ヴィラ・パッラヴィチーノ公園、ケーブルカーに乗って出かけるアルピニア植物園やモッタローネ山。山頂から見渡す、7つの湖、ポー渓谷、モンテ・ローザ山頂を見渡す息を呑むほどの眺望にしばし見惚れてしまうだろう。その絶景を存分に楽しもう。

www.distrettolaghi.it | www.lagomaggiore.it

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