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環境にやさしい旅
鉄道の旅が人気を集めてきている理由のひとつに、環境保全への関心の高まりが挙げられます。
高速列車は、他の交通手段に比べてCO2(二酸化炭素)排出量が最大90%も少なくなっています。
ヨーロッパ圏で排出される温室効果ガスの27%は、人々の移動によって作り出されており、二酸化炭素はこの排出されたガスの96%を占めるといわれています。車や飛行機での移動に比べ、鉄道で旅すれば、こうした排出量を低いレベルに抑えるよう貢献することになるのです。ロンドン~パリ間を移動する際、飛行機は 二酸化炭素68.9kg/便を排出するのに対し、高速列車ユーロスターは、わずか11.2kg/便の二酸化炭素 しか排出しません。
多くの高速列車は電化されていますので、炭素系のガスを排出しません。鉄道の二酸化炭素排出量はその電力をどのように発電しているかによって決まります。スイス鉄道は水力発電によって電気をおこしていますので、実質的に二酸化炭素は排出していないということになります。
レイルヨーロッパと取引のある多くの鉄道会社、たとえば、ユーロスターやドイツ国鉄(DB)は、現在の低レベルな二酸化炭素排出量をさらに削減する決意 を表明しています。ユーロスターは、さまざまな取り組みの中で二酸化炭素の排出量をゼロにする「カーボン・ニュートラル」を導入しています。しかもユーロスターはこれら環境保全の取り組みにかかる費用を運賃に転化していません。また、ドイツ国鉄は地元から再生可能なエネルギーしか購入していません。
ヨーロッパ滞在中の移動手段として鉄道を利用するのは、炭素系ガスの排出量削減に貢献しているということなのです。

